サッポロビールとエビスビールの関係性とは!?
本日から夕方四時更新に変更してみました!
皆様、今日もお仕事お疲れ様です!
仕事から帰宅し、プシュっと開ける瞬間の幸せといったらないですね。
今日もプシュっする瞬間を待ちわびるlushmanです。
さてみなさん、
普段何気なくサッポロ黒ラベルと
エビスビールが棚に並んでるのを見たり、
はたまた飲んでると思いますけど、
関係性はご存知ですか?
エビスビールはサッポロビールから発売されていますが、
一見サッポロビール感は薄いし、
プレミアムビールとして売るなら、
モルツとプレミアムモルツや
スーパードライとドライプレミアムの様に、
サッポロプレミアム
じゃないの?
とか思いませんか?
思いますよね?
…しょうがない!
私が一肌脱いで解説させて頂きましょう。
サッポロビールの前身、
後に明治20年札幌麦酒株式会社が設立します。
サッポロビールが製造、販売されていきます。
以前、サッポロラガービールの記事でも触れましたね。
また同時期の明治20年には、
東京で本場ドイツのビールを再現すべく日本麦酒醸造会社が設立。
日本麦酒醸造会社は明治22年に今のエビスガーデンプレイスの場所に工場建設。ドイツ人技師を呼び寄せた末、明治23年にエビスビールが誕生。
すぐに東京を代表するビールとなります。
そんな矢先、
札幌麦酒、
日本麦酒、
大阪麦酒の三社が合併し、
大日本麦酒株式会社となります。
ここで、サッポロビールとエビスビールが繋がったんですね。
その後、工場も拡張するなど、
エビスビールとサッポロビールは順調に日本国民に飲まれていきました。
ビールは配給制になり、
ビールの全銘柄の商標名が廃止
になってしまいます。
ここでサッポロビールとエビスビールは一旦消滅してしまうこととなるのです。
戦争が終わり、
大日本麦酒株式会社は
朝日麦酒(後のアサヒビール)と
日本麦酒に分割されることとなります。
日本麦酒は
ニッポンビール
との商標でビールを販売するも、
昔のサッポロビールの味を知る
愛飲家たちから、
サッポロビールを復活してほしい!
との熱い声が上がり始めます。
昭和31年に北海道でまず復活した後、全国で販売されるようになるのです。
そうした流れの中で、
昭和39年についに日本麦酒は、
サッポロビール株式会社
に社名変更するのです。
そして、
昭和46年にはついに、
28年振りに麦芽100%プレミアムビールとして
エビスビールが復活!
その後はみなさんご存知のように、サッポロビールとエビスビールが現在に至るわけです。
ちなみに、
東京渋谷の恵比寿との地名は、
当時日本麦酒がエビスビールの工場を作った事から
恵比寿と呼ばれるようになったんです。
地名より、ビールが先だったんですよ。
また、
サッポロビールのラベルには特徴的な星マークがありますが、
のトレードマークであったものであり、
今もサッポロビールの伝統として使われているのです。
普段普通に並んでるビールですが、
色んな歴史や苦労があったんですね。
何気なく幸せにプシュって出来る、
今に感謝したいものです。
今日も幸せなビールの時間をお楽しみください。