素晴らしいビールの世界へようこそ

lushmanによるビールブログ

サッポロビールとエビスビールの関係性とは!?

 本日から夕方四時更新に変更してみました!

 

 皆様、今日もお仕事お疲れ様です!

 

 

仕事から帰宅し、プシュっと開ける瞬間の幸せといったらないですね。

 

今日もプシュっする瞬間を待ちわびるlushmanです。

 

 

 

さてみなさん、

普段何気なくサッポロ黒ラベル

エビスビールが棚に並んでるのを見たり、

はたまた飲んでると思いますけど、

 

関係性はご存知ですか?

 

 

エビスビールサッポロビールから発売されていますが、

一見サッポロビール感は薄いし、

 

プレミアムビールとして売るなら、

モルツプレミアムモルツ

スーパードライドライプレミアムの様に、

 

サッポロプレミアム

じゃないの?

とか思いませんか?

 

 

 

思いますよね?

 

 

 

…しょうがない!

 

私が一肌脱いで解説させて頂きましょう。

 

 f:id:wastedblog:20170830131701j:image

 

サッポロビールの前身、

北海道札幌市で明治9年開拓使麦酒醸造所がつくられ、

後に明治20年札幌麦酒株式会社が設立します。

サッポロビールが製造、販売されていきます。

 

 f:id:wastedblog:20170830131038j:image

 

以前、サッポロラガービールの記事でも触れましたね。

 

 

また同時期の明治20年には、

東京で本場ドイツのビールを再現すべく日本麦酒醸造会社が設立。

日本麦酒醸造会社は明治22年に今のエビスガーデンプレイスの場所に工場建設。ドイツ人技師を呼び寄せた末、明治23年エビスビールが誕生。

すぐに東京を代表するビールとなります。

 

 

そんな矢先、

明治39年

札幌麦酒

日本麦酒

大阪麦酒の三社が合併し、

大日本麦酒株式会社となります。

 

 

ここで、サッポロビールとエビスビールが繋がったんですね。

 

 

その後、工場も拡張するなど、

エビスビールとサッポロビールは順調に日本国民に飲まれていきました。

 

 

しかし昭和18年になり、第二次世界大戦真っ只中。

ビールは配給制になり、

ビールの全銘柄の商標名が廃止

になってしまいます。

 

 

ここでサッポロビールとエビスビールは一旦消滅してしまうこととなるのです。

 

 

戦争が終わり、

大日本麦酒株式会社は

朝日麦酒(後のアサヒビール

日本麦酒に分割されることとなります。

 

日本麦酒

ニッポンビール

との商標でビールを販売するも、

昔のサッポロビールの味を知る

愛飲家たちから、

 

サッポロビールを復活してほしい!

 

との熱い声が上がり始めます。

 

昭和31年に北海道でまず復活した後、全国で販売されるようになるのです。

 

そうした流れの中で、

昭和39年についに日本麦酒は、

サッポロビール株式会社

に社名変更するのです。

 

そして、

昭和46年にはついに、

28年振りに麦芽100%プレミアムビールとして

エビスビールが復活!

 

その後はみなさんご存知のように、サッポロビールとエビスビールが現在に至るわけです。

 

 

f:id:wastedblog:20170830131351j:image 

 

ちなみに、

東京渋谷の恵比寿との地名は、

当時日本麦酒がエビスビールの工場を作った事から

恵比寿と呼ばれるようになったんです。

地名より、ビールが先だったんですよ。

 

 

また、

サッポロビールのラベルには特徴的な星マークがありますが、

f:id:wastedblog:20170830130853j:image

これは開拓使麦酒醸造所時代

のトレードマークであったものであり、

今もサッポロビールの伝統として使われているのです。

 

 

普段普通に並んでるビールですが、

色んな歴史や苦労があったんですね。

 

何気なく幸せにプシュって出来る、

今に感謝したいものです。

 

今日も幸せなビールの時間をお楽しみください。

 

 

サッポロ ラガービール 350ml×24本

サッポロ ラガービール 350ml×24本

 

 

 

サッポロ ヱビスビール 350ml×24本

サッポロ ヱビスビール 350ml×24本